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プロフィール
因京子
著書
- 『初級読解入門』
- (2000年 アルク)
- 『マンガで学ぶ日本語』1・2・3
- (2004・2004・2005九州大学留学生センター)
連絡先
メール:chinami@isc.kyushu-u.ac.jp
九州大学留学生センター 比較社会文化学府日本語教育講座 助教授
大学院(学府)担当
- 比較社会文化学府 日本社会文化専攻
- 日本語教育講座
取得学位
- 文学修士(英語学・英文学)
- 学術修士(日本語学)
専門分野
- 日本語学、日本語教育学、日本語教育
活動概要
研究活動は、1)日本語の発話における適切性を支える要因の解明とその教育現場への応用方法の開発,及び、2)研究留学生など学術目的で日本語を学ぶ学習者への教育方法論及び教材開発を中心に行っている。
1)に関してまず述べる。発話における適切性は、文法的整合性や発音の正確さといった規範性によって説明のつかない部分が多く、話者同士の関係や場面といった文脈的要因はもちろんのこと、刻々と変わる話者の意識と表現方策についての選択という積極的なプロセスによって支えられている。そのダイナミズムを、例えば、会話における丁寧さの達成を動機とする表現を分析することによって具体的に記述したい。具体的には、レベルの交替、ジェンダー表現、尊敬語などをはじめとする文体的特徴の使い分けに着目して、それらがどのように談話の中で機能しているかに着目して分析している。解明されたメカニズムを学習者に提示する具体的な方法の一つとして、マンガの活用方法を研究している。
次に、2)について述べる。これに関しては、主に科学技術の分野を念頭において、専門研究の現場に参加する能力を速やかに習得する方法論の研究と教材を含む教授方法を開発している。具体的には、研究者同士の意志伝達の技能獲得を目的とした初級用の教材、中級以上の学習者を対象にした専門分野の講義やゼミへの参加技能獲得を援助する教材を開発している。

研究論文は、「マンガに見るジェンダー表現の機能」(2003)『日本語とジェンダー』vol.317-36,「『おVする』の文法」(1997)『日本語教育:異文化への懸け橋』ハバード/坂本/デービス編、アルク、117-26。「接触場面における発話型:「受け答えのよさ」とは何かー伝達能力記述の試みー」(1997年、共著)『比較社会文化』第3巻、九州大学比較社会文化研究科、89-99。「発話の適切性を支える要因と学習者の認識:どう評価すれば問題点を伝えられるかー伝達能力記述の試み2」(1998、共著)『比較社会文化』第4巻、九州大学比較社会文化研究科、87-98、「大学院レベルの日本語教育に求められるものー日本語の到達度は何を示すのか」『日本語教育』99号(1998、共著)など。「理系中級者用の専門科目型教材の素材と作業ー研究活動のシミュレーションのために」(2000)『専門日本語研究』第2号、「マンガに見るジェンダー表現の機能」(2003)「日本語学習者の日本語会話解釈上の問題点ー日本語学習者によるマンガ理解を通して」(2005)『比較社会文化』11巻など。
開発した日本語教育教材には、『初級読解入門』(2000年、アルク)、『Basic Japanese for Professionals on Campus』(2003年、ビーエフエスアール)、『日本農業入門』『生物学への招待』(以上2点1999年、九州大学留学生センター)、『留学生のためのちょっと気の張る手紙の書き方』(2003年、ビーエフエスアール),『マンガで学ぶ日本語』1・2・3(2004・2004・2005九州大学留学生センター)、『ユーモア感覚から覗く日本人』(2005)他多数。 教育活動としては、留学生センターで日本語、大学院比較社会文化学府において、日本語教育方法学、日本語教育調査研究方法論を担当している。
社会活動としては、福岡市総合計画策定委員、福岡市国際化推進懇話会委員、総合図書館運営審議会委員など各種委員、留学生支援の会「一雨会」事務局長など。
